「君の名は。」アニー賞受賞ならず…長編監督賞など候補も ジブリ作品が受賞

[ 2017年2月5日 14:55 ]

 「アニメ界のアカデミー賞」と呼ばれる第44回アニー賞の発表・授賞式が4日(日本時間5日)、米ロサンゼルスで行われ、大ヒット中の映画「君の名は。」(監督新海誠)は長編インディペンデント作品賞、長編監督賞でノミネートされたが、ともに受賞を逃した。作品賞には「ズートピア」が輝いた。

 長編インディペンデント作品賞は、米国において1000館未満の映画館で公開された作品が対象。「君の名は。」「百日紅 Miss HOKUSAI」(監督原恵一)など5作品で争われ、スタジオジブリ作品でフランスとの合作「レッドタートル ある島の物語」(監督マイケル・デュドク・ドゥ・ビット)が受賞した。

 長編監督賞は「レッドタートル ある島の物語」のマイケル・デュドク・ドゥ・ビット監督らで争われ、「ズートピア」のバイロン・ハワード監督、リッチ・ムーア監督が受賞した。

 日本からは2003年に「千と千尋の神隠し」(監督宮崎駿)がアニー賞作品賞や脚本賞に輝いている。

 「君の名は。」は別々の土地で暮らす高校生の男女が夢で出会い、入れ替わる幻想的なラブストーリー。昨年8月26日の公開から快進撃は止まらず、邦画歴代2位の興行収入235億円を記録した。今月26日(日本時間27日)に発表・授賞式が行われる第89回アカデミー賞の長編アニメーション賞候補にはならなかった。

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2017年2月5日のニュース